江東区亀戸の税理士|ひろしま会計グループ

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ひろしま会計グループ

【事例⑦】他社との差別化が難しかった事例

こちらのお客様は現在、魚の仲卸業を営んでいらっしゃいますが、大手の台頭により年々大口の取引先が減少し、価格競争でも大手にはかなわず、他社との差別化も難しいという状況に陥っていました。
都内のみならず、地方への営業を開始する事で取引先件数は何とか確保している様ですが、1件当たりの注文数量が少なく、同じ利益を獲得するために必要となる手間は増加の一途を辿っているようです。大手は大量仕入れにより提供価格を下げる事が可能ですが、中小はそういう訳にもいきません。
現在の事業を本業としつつも、セカンドビジネスとして飲食店の開業を将来的に行いたいという思いがあるのですが、それも上手く行くか不安もありこの先どうしたらよいか悩んでおられました。

新規ビジネスを始めるための事前準備を開始

今回のケースは、売上の減少を新規開拓及び利益率の改善、固定費の削減で補ってはいるものの、他社との差別化が難しく、顧客となる飲食店も人材不足であるといった問題を抱えておりますので、それほど景気の良い話には聞こえません。
今後はますます安価を売りとする大手に顧客を奪われる可能性が高く、将来的な成長は難しいと感じます。新規ビジネスの話も本業で利益が出ているうちに行動しなければ、いずれ頓挫してしまう可能性が高いのではないかと感じております。

まずは事業の土台となる本業における顧客確保を目的とした情報収集の方法についてアドバイスさせて頂きました。そして、並行しながら新規ビジネスを始める上で必要となる情報、例えばターゲットやコンセプト、立地等についての情報整理をする為の時間の確保と、それらを管理していく仕組みを取り入れ、物事を順番に進めていく習慣が必要となってくることをご提案致しました。

将来の新規ビジネスをイメージした動きを

具体的なサポート内容として、まずは、毎月の月次報告に合わせて、新規営業の当月営業予定先のリストアップと先月の営業結果及び反応について確認するように致しました。
併せて、新規飲食店開業目標を3年後と決め、そこに向けて、経営の土台となる現在の本業での目標売上の設定と行動計画を管理しながら、約3ヶ月が経過したところです。

月次報告や営業予定先のリストアップ等、期限を決めてしっかりと現状把握していくことで、手一杯だった本業の整理が付き、将来の新規ビジネスの方向性も見えてきました。

経営者のモチベーションの向上

これまでは、本業の販売及び営業に時間の殆どを割いていたため、物事が全く先に進まず、ただの夢物語かと思われていた新規ビジネスの可能性が、社長様自身で自ら期限を設定した事で、少しずつではありますが、現実味を帯びてきた様に思います。
漠然としていたビジネスの方向性が見えはじめてきた事で、経営者のモチベーションの向上が感じられる様になると同時に、これからやるべき事が明確になりつつあります。

現在は、まず土台作りとしての本業の利益確保に重きを置いた内容が占めていますが、半年程経過したら、次のビジネスについても同時進行で進めていければと考えております。
期限は決めたものの、場所や人材確保、設備投資、またそれらに伴う必要資金等まだ不確定要素も多いため、今後はそれらを詰めていく為の時間を、これまで同様、最低でも月に1回定期的に確保したいと思っております。

 

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