◆ 助成金の概要
都内の企業が、育児・介護や病気治療と仕事の両立支援等の推進に取り組み、合計100万円の範囲内で奨励金の支給を受けることができます。今年度は、A、Bコースについては追加取組「経営者・管理職への体験型研修の実施」が新設されました。
◆ 主な取組内容(各コース共通)
・都が実施する育児・介護や病気治療と仕事の両立支援に関する研修を受講(2時間位)
・両立支援についての社内アンケートを実施
・両立支援の制度を就業規則へ導入
・両立支援の制度について社内研修を実施
◆ コース、奨励金交付額 (最大100万円・600社支給予定)
※働きやすい職場環境づくり推進プラン(上限100万円)
A.育児と仕事の両立推進コース
①育児と仕事の両立制度整備事業 20万円
②男性の育児参加推進事業 20万円
③育児中の従業員のための多様な働き方整備事業 40万円
B.介護と仕事の両立推進コース
①介護と仕事の両立推進事業 40万円
②介護離職防止のための制度整備事業 40万円
C.病気治療と仕事の両立推進コース 20万円
経営者・管理職への体験型研修の実施(A、Bコース) 20万円
各コースとも、ジョブリターン制度を整備 20万円
◆ 対象事業者
・都内で事業を営む中小企業等であること
・都内に勤務する常時雇用する労働者を2名以上(1名は6カ月以上)継続して雇用していること
・就業規則を作成し、労働基準監督署に届出を行っていること
・賃金や労働時間等に関する労働関係法令を遵守していること
・奨励事業に係る内容について、同時期に都の専門家派遣を受ける予定がないこと
・都HPへの企業名等の公表に同意すること・過去5年間に重大な法令違反がないこと
・都税の未納がないこと
※既に制度がある場合、対象外となる場合もあります。
◆ 手続の流れ
10月まで5回の受付日があり、事前エントリーが必要です。予定数を上回る申込があった場合は抽選となります。抽選結果がわかり、事業計画書を提出する際に、労働基準監督署に届出済の就業規則(新たに整備する制度について明記されていないもの)を提出します。各回決められた取組期間(3カ月間)に決められた順序に従い取組を実施し、支給申請を行います。
社会保険労務士 神山 真由美