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新規事業を立ち上げる場合のポイント

事業環境の変化の激しい時代には、リスク分散と持続的成長の確保のため新規事業の導入が不可欠だと言われています。

以下、新規事業の立ち上げについて、1)参入分野の選択→2)検証→3)計画→4)実施の順にポイントを掲げてみました。

1)参入分野の選択(どの分野に参入すればよいか、まず、以下の観点で検討する)

①既存事業の周辺強化

隣接する関連市場や風上(素材・製造分野)、風下(卸売・小売分野)に参入するなどが考えられます。

現在の販売ルートや仕入ルート、ノウハウを活用できる場合が多いことから、ある程度リスク低減が可能である。

②未利用資源の活用

活用できていない土地、建物、設備、その他の資源などの有効活用を検討してみる。投資額の低減によりリスク低減となる。

③既存の経営資源の応用

保有しているノウハウ、技術、設備を転用、応用して他の事業展開はできないか、多くの企業が特定の技術等の用途開発によって、新規事業展開を行っている。

④将来的に成長が想定される市場への参入

成長市場は新規参入も多いことから、競争も激しく、自社の競争優位性をどう確保するかがポイントになります。業種別に企画されたセミナーなどに参加したりして、ニッチ市場も候補に入れて、自社のビジネスモデルを考慮し可能性を探る。

2)検証(上記の検討の結果いくつかの候補が選定されたら以下の観点で検証し、参入分野を決定する)

①市場性・・顧客層(男性、女性、年齢、所得、ライフスタイル、事業者etc)についてニーズを明確化して、どのようなアプローチが考えられるかも検討する。

②収益性・・多額の投資を必要としないか、どの程度の粗利が確保でき、投資の回収可能性はどうかを検討する。

3)計画(参入分野が決まったら事業計画を策定)

事業計画(アクションプラン資金調達計画収益計画)を策定、撤退基準も決める。

4)実施

新規事業分野を決定した後の進め方としては、テストマーケティングや検証(PDCA)を組み込み、スモールスタートで機動的に軌道修正することでリスク低減を図る。

以上がポイントとなりますが、成功の確率が高い方法としては専門家の活用をお勧めします。また、まったくノウハウのない市場に比較的少ないリスクで参入できる方法としてはM&Aがあります。

税理士 廣島 清量

 

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