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PDCAを経営に役立てる!

以前にも弊社のブログ「社長の豆電球」で何度か取上げさせていただいた「PDCA」という言葉。すでにビジネスパーソンにとっては一般的な言葉で、広く知られています。PDCAとは(PLAN計画)→ (DO実行)→(CHECK検証)→(ACTION改善)を繰り返し、目標へと近づいていくサイクルの事です。

しかし、実際にその運用を・・となると、なかなか成果を上げるのは難しい内容でもあります。では、なぜ難しいのでしょうか?今回は自身でPDCAを回すために必要な、いくつかの項目を書籍「PDCAノート 著 岡村拓郎」より、ご紹介したいと思います。この本は「PDCAノート」というフレームを使って、効果的にPDCAを回すための方法について書かれていますが、今回はノートの使い方などの技術的な内容ではなく、その前に必要な心構えについてご紹介していきます。

  • PDCAとは試行錯誤のフレームワーク

「思考は現実化する」の著者で、成功哲学の祖とも呼ばれるナポレオン・ヒルの調査によると、人が目標を掲げたときに諦めるまでにトライする回数の平均は、なんと1回未満とのこと。多くの人が目標を立ててもチャレンジしないか、1回やってうまくいかなかったら諦めているのが実態だそうです。しかし成功を手にする最大の秘訣は試行錯誤の繰り返しであり、失敗から学んだ経験や糧を次に活かすことが結果を出すためには不可欠です。

  • 「構え!撃て!狙え!」 行動してから修正するという考え方

ビジネスを戦争に例えるケースは良くあります。普通に考えれば「構え! 狙え! 撃て!」の順になります。生きるか死ぬかの戦場では、弾が確実にあたるように狙いが定まるまでは撃たない・・という事はないでしょうが、ビジネスの世界では「〇〇の準備がまだ・・」「〇〇が完璧でない」といって、なかなか行動に移せないことは珍しいことではありません。計画はあくまでも仮説です。「計画が完璧じゃないから・・」と行動にいつまでも移さないと、他に先を越されることは十分にありえますし、いつまで経っても計画と実際のギャップは見えてきません。行動しながら考え、改善していくのがPDCAを回すという事。まずは行動することが大切です。

  • 「G-PDCAという考え方」 PDCAは方法論であって目的ではない

計画の前に、最も重要な「ゴール」が明確に見えているか?エジソンの有名な言葉に「天才は1%のひらめきと99%の努力」というものがあります。この言葉は誤って訳されていたと言われており、本当にエジソンが伝えたかった内容は、「1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄になる」という事だそうです。ゴールが明確になっていなければ方向性が定まらないうえ、達成したかの判断もできません。計画の前には必ず目指すべきゴールを明確に設定しておきましょう。PDCAサイクルは、人に回してもらうものではありません。やると決めるのも自分、やらないと決めるのも自分です。

途中で頓挫しない様に継続する為には、一人ではなく、相談役などの第三者を巻き込んで進めていくのも、習慣化の動機づけとして効果を上げる1つの方法ではないでしょうか。

(斎藤 勝)

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