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M&Aで後継者問題を解決

7月21日放送のガイアの夜明け(テレビ東京)では「プロ経営者は会社を変えるか?」と題して企業のトップを外部から呼び込んだ2社について取り上げられました。

そのうちの1社、長野県にある業務用機械メーカー天竜精機はM&Aにより新社長を見つけ出しました。

3代目社長である芦部さんは父親である先代社長の急逝を機に社長に就任しました。60歳を目前に後継者を考え始めますが、親族に会社を継ぐ者はおらず、また社内にも適任者がいませんでした。そこで用いたのがM&Aです。日本M&Aセンターの仲介の元、株式の7割をコンサルティング会社に持ってもらいこのコンサルティング会社を通じて新社長を見つけ出しました。技術を発信させる力が弱いと感じていた自社の弱み、自身の経営の弱みを補い、事業拡大を目指す新たな経営者です。

 

日本M&Aセンターによると、M&Aによる会社譲渡の道を事業承継で選択される経営者が急増しているそうです。その理由は

・M&Aにより後継者問題を解決できる

・事業意欲旺盛な会社との協業により、相互に発展することが可能

・適切な会社に譲渡すれば、社員の雇用は保証され、成長機会も増える

・オーナー社長は個人保証や担保提供から解放され、ハッピーリタイアができる

・個人保証や担保提供から解放されたうえで役員等として継続してかかわることも可能

(日本M&AセンターHPより)

今回番組で取り上げられた天竜精機3代目社長のブログでもM&Aで事業承継をしてよかった点が挙げられています。

・分散している株式を今回を契機に集めることができる

・自身に何かあった場合の経営に及ぼす影響を最低にできる

・地元の企業との取引関係を継続できる

・現在の雇用が守られる

・事業拡大に意欲とセンスを持った経営者の加入により弱みを消すことが可能 等

※3代目社長芦部さんのブログ「いい会社ってどんなだろう 」より抜粋

http://plaza.rakuten.co.jp/sennjyou3033/

帝国データバンクによれば社長が60歳以上の会社の49.8%が後継者がいないと回答しています。約半数の会社が後継者問題に直面しており社会問題といえるでしょう。

事業承継が円滑にできないとなると廃業することも考えられます。しかし廃業を選択した場合、雇用している従業員はどうなってしまうのでしょう?取引先への影響は?何よりそれまで築きあげた会社の技術・歴史・ノウハウなど広い意味での財産が失われてしまうのが惜しいと思うのは私だけでしょうか。事業承継の方法としてM&Aがあることをご紹介させていただきました。        

(石田 沙織)

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